トーンについてのまとめパート①〜網点トーンとモアレ編〜

磯野ー!漫画描こうぜー!というわけで、トーンについてガッとまとめてみました。

トーンとはどういうものなのか、どういった使い方をするのか、といった初歩の部分から、Photoshopを用いたグレースケールイラストのトーン化、トーンの重ね方までを数記事にわけて紹介します。

今回は、一番使うであろう「網点トーン」と、モアレについて書いてますよ〜。

あと、記事の一番最後に、線数と濃度の見本表もあるのでよかったら使ってやってください。

Photoshopを使用したトーン貼りについてはパート②で説明しています
トーンについてのまとめパート②〜Photoshopでトーン化!基本のキ編〜

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まずは「網点トーン」について知ろう

1番オーソドックスなトーン=網点トーン

まずは、髪の毛や陰影などに使用する「網点トーン」から見ていきましょう。

トーンは、基本的に「小さな記号の密集体で、塗りを表現する」という仕組みになっており、網点トーンはその小さな記号の1つ1つが規則正しい円形でできています。

網点の他には、万線や、砂模様などの模様トーンがあるのですが…、まだイメージしづらいかと思うのでとりあえず次の項目へ行ってしまいましょう。

トーンの仕組みを理解する

線数(ライン)とパーセント(濃度)とは何か

トーンを使う際によく見かける「62番」「60L/20%」という表記。

表記の仕方こそ違いますが、両方とも意味は同じで、上記の例だと「線数が60で、濃度が20%」ということを表しています。

「51番」は「線数が50で、濃度が10%」という意味ですし、「40L/50%」は「線数が40で、濃度が50%」という意味になります。

以上を踏まえて、線数(ライン)パーセント(濃度)について考えてみましょう。

線数(ライン)について

線数=網点の大きさです。

線数の数値と網点の大きさは反比例するので、線数の数値が小さいほど網点は大きく、線数の数値が大きいほど網点は小さくなります。

線数が小さいほどポップなイメージに、線数が大きいほど繊細なイメージに仕上がります。

一般的に、よく使われている線数は10〜70L。その中でも40〜60Lが無難だと言われています(10L以下は飛びやすく、60L以上は潰れてしまう恐れがあります)

飛びや潰れに関しては印刷環境に依存する部分が多いので、一概に「これが正しい!」とは言えませんが、念のために意識しておくとイイかも。

パーセント(濃度)について

パーセント=網点の密度(濃度)です。

パーセントの数値と網点の密度は比例するので、パーセントの数値が小さいほど密度も低く、数値が大きいほど密度も高くなります。

同じ線数のトーンでも、パーセントの数値が大きくなるほど濃く見えるようになります。

線数に関係なく、50%以上で黒く潰れる可能性が高くなるので気をつけましょう。

トーン使用時の天敵!モアレの発生条件

トーンが正しく表示されず、ぐちゃぐちゃになってしまうことを「モアレ」と呼びます。

以下、どのような時にモアレが発生してしまうのかを簡単にまとめました。

トーンを配置した後に縮小した

※女の子が抱いているクマちゃんに注目

表示倍率を100%にした際に、トーンがキレイに表示されていれば、PCの表示上の問題なので特に気にする必要はありませんが、表示倍率100%の状態でモアレが発生している場合は、なにかしらトラブルが発生しているので注意しなければなりません。そのまま印刷するとモアレもそのまま出てきます。

【Photoshopの場合】

トーンを貼ってから画像を縮小すると、ほぼ間違いなくモアレが発生します。

あらかじめガウスぼかし(2px〜5px前後)をかけてから縮小すると、トーンの雰囲気を残しつつ、モアレを軽減した状態になるので、WEB上に漫画のサンプルをUPしたい〜なんてときに重宝します。

【CLIP STUDIO PAINTの場合】

画像サイズに合わせたトーンを自動配置してくれるため、モアレを発生させずに縮小、出力することが可能です。

また、「レイヤーに付与されたトーン効果を有効にする」の設定を切ることで、グレースケールでの出力ができるため、お好みで使い分けませう。

アンチエイリアスが有効になっている

アンチエイリアス(文字や線を滑らかにみせるためのぼかし)が有効になっている場合も、モアレの原因となります。

Photoshopでトーン化する際、カラーハーフトーンフィルタを使用すると、このアンチエイリアスがかかった状態になるため、なるべくモノクロ2階調化(ハーフトーンスクリーン)を使用するようにしましょう。

モノクロ2階調化でのトーン化は次の記事で紹介します。

トーンについてのまとめパート②〜Photoshopでトーン化!基本のキ編〜

重ねたトーンの線数が違う

重ねたトーンの線数が違うとモアレの原因になります。

髪の毛や、褐色キャラに影をつけたいときは「同じ線数のトーン」を「網点の位置をズラして」重ねます。

重ねたトーンの角度が違う

重ねたトーンの線数が同じでも、角度が異なっているとモアレが発生します。

同じ線数を重ねる場合は、角度ではなく「網点の位置」をズラします。

網点が完全な黒色でない

トーンを配置した後に、フィルタをかけたりレイヤーを増やしたりすると、何かの弾みでトーンがグレーがかってしまうことがあります。

これもまたモアレの原因となるので、トーン化のあとの作業には注意が必要です。

グレーの上に網点トーンを重ねている

グレーで塗りつぶした上にトーンを重ねてしまったパターンです。

画面上は黒く見えていても、印刷すると汚くなってしまうのでご注意を。

グレスケレイヤーを非表示にするの忘れて、印刷のときに泣きをみるやつ…。

今回のおみや

Downloadはこちらからお願いします※A4サイズ(600dpi)なのでかなり重たいです

僭越ながら、トーン見本を作ったのでよかったら使ってやってください〜。

上記のリンク先の画像を右クリック>保存でお願いします。

次回予告

パート②では、Photoshopを使用したトーン貼りについて説明しています。

よろしければ続けてどうぞ。

トーンについてのまとめパート②〜Photoshopでトーン化!基本のキ編〜

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