旅行先や撮影会で撮った写真が意外と暗かった…そんな時はPhotoshopで補正しちゃいましょう。明るく鮮やかに!を心がければOKです。
レイヤーを何枚も重ねて修正するのが好きなので、やたら記事が長くなってしまったんですが…「なんか色んなことしてんなー」くらいの感じでサクッと見ていっていただければと思いますー。
トーンカーブで明るさを変更
まずは全体を明るくしてあげましょうか。
[塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成]をクリックし、[トーンカーブ]を選択。トーンカーブレイヤーを新規作成します。
図のようにカーブを調整します。
首や髪の濃い影はそのまま残し、顔や背景にかかった薄い影を取り除くイメージです。
明るくなりましたが、全体的に青みが強いのでなんだか不健康な感じがしますね。
色相・彩度で彩度を上げる
くすみを取るために彩度を上げましょう。[色相・彩度]レイヤーを新規作成します。
彩度を[+10]しました。背景の緑や、服の紫、唇のピンクなどのバランスを見て、ガビガビな色合いにならないように注意します。
随分キレイになってきましたね!
レンズフィルターで温かみをプラス
明るく鮮やかになりましたが、髪の毛や肌の青みが気になるので調整します。
[レンズフィルター]レイヤーを新規作成します。
フィルター暖色暖色系(85)を[10%]で適応。[輝度を保持]にチェックを入れておきます。
あまりガッツリ色を入れてしまうと、白熱灯の下で撮ったような写真になってしまうので、ほんのり程度にとどめておくのがポイントです。
寒々しさが軽減されました!
色相・彩度で服の微調整(マスクを使用)
明るくなったのはいいのですが、服の色が薄くなってしまった気がします。
服だけ彩度を上げて調整しましょう。
色相彩度レイヤーを新規作成し、彩度を[+10]しました。
写真全体にではなく、服にだけ効果を適用したいのでレイヤーマスクを使用しましょう。
マスクを選んで、黒で塗りつぶします。
白色のソフトメカニカルブラシ(不透明度10%〜20%)で、服の上をなぞります。
服だけ彩度が上がり、色が濃くなりました!
カラーバランスで最後の仕上げ
まだ少しだけ肌の色が悪いので、少し赤味を足して終わりにしましょう。
[カラーバランス]レイヤーを新規作成。
図のように数値を打ち込みます。
上から[+3]、[-2]、[-5]と入力。シアンよりレッド、グリーンよりマゼンタ、ブルーよりイエローが強くなるように調整しています。
青みが緩和され、肌の色がみずみずしくなりました。
まとめ
レタッチに正攻法は有って無いようなものなので、色々とツールを組み合わせて自分に合った手順を見つけていただければと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
Photo by hsueh888tw