「写真や画像をスキャンしたら、細かい埃がついていた!」
「用紙の材質のせいで、スキャンしたら白い点々がいっぱい…」
なんて時に活躍するのがPhotoshopの『ダスト&スクラッチ』!
手間をかけずに、広範囲の汚れを一気に修正することができるスンバらしいフィルターです。なにそれ知らん…という方は、この機会に是非覚えていってくださいね♪
手順①レイヤーを複製する
まずレイヤーを複製します。
この複製したレイヤーにダスト&スクラッチをかけていきます。
手順②ダスト&スクラッチフィルタをかける
フィルター>ノイズ>ダスト&スクラッチを開きます。
『半径:1px』『しきい値:12レベル』での効果はこんな感じ。
小さな汚れや細かな紙のムラが消えましたが、まだ大きい汚れがたくさん残っています。写真によっては、この時点で全てのゴミが消えたりもするのですが…、今回はもっと数値を上げてみましょう。
『半径:3px』『しきい値:20レベル』まで数値を上げてみました。
おおよそのゴミが消えたので、このままOKを押して適用します。
【ポイント】最初から大きい数値を適用すると写真の細部を損なう可能性が高いので、まずは『半径1px』『しきい値9〜12レベル』くらいの数値から始めるのが無難です。効果が強すぎると感じたら数値を小さく、効果が弱いと感じたら数値を大きくして対応します。
手順③細部を修正する
細かい汚れは消えたけど、人物までボケボケになってしまいました…。
そんなときはレイヤーマスクを使いましょう。
altキーを押しながらレイヤーマスクを追加ボタンをクリックし、黒色で塗りつぶされたレイヤーマスクを作成します。
マスクを選択したら、不透明度[30〜60%]くらいの白のソフトメカニカルブラシで汚れをなぞります。人物や小物の細部を残すイメージです。
細部を保ったまま、汚れが修正されました。
手順④スポット修正ブラシツールで大きな汚れを消す
ダスト&スクラッチで消えなかった大きな汚れを修正しましょう。
新規レイヤーを作成し、スポット修正ブラシツールを選択します。
[全レイヤーを対象]にチェックを入れてから、修正したい部分をなぞります。スポット修正ブラシツールが使えない部分はスタンプツールで修正しましょう。
完成です!
ゴミが消えて綺麗になりました!(クリックで拡大します)
全ての汚れをワンクリックで消すことはできませんが、最初にダスト&スクラッチをかけ細かい汚れを消すことにより、手間と時間を短縮することができますよ♪
Photo by Wikimedia Commons