にっこり笑ったときに目立ってしまう歯ぐき。全部が隠れなくてもいいから、せめてもう少し隠したい…なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな気になる歯ぐきを、なるべく表情を崩さないよう自然に修正いたします。
レイヤーを1枚複製する
レイヤーを1枚複製しておきましょう。合成作業をするときは、いつでも元の画像が見られるようにしておくと、はかどります。
部分別にレイヤーをわける
鼻の下から上唇あたりをざっくりと選択します。境界を[3px]でぼかしたらcommand(ctrl)+Jで、選択範囲から新規レイヤーを作成します。レイヤー名を『上唇』にしておきます。
歯ぐきから上の歯にかけてを同じように選択し、新規レイヤーを作成します。レイヤー名は『上歯』にしました。
下の歯と下唇も同じように選択し、新規レイヤーを作成します。
現在のレイヤーの並びはこんな感じ。
変形ツールで歯茎を隠す
『上唇』をワープツールで少し大きくします。気持ち歯ぐきを隠すようなイメージで。歯ぐきを隠そうと思いっきり下に引っ張ってしまうと笑顔がいびつになってしまうので注意します。
『上歯』を自由変形でほんの少し大きくしたら、移動ツールで上にずらします。大きくしすぎないように注意しましょう。あっという間にビーバーのようになってしまいます。
『下歯』を自由変形で上に引っ張ります。左下のように、唇が伸びてしまった場合はワープツールで下に引っ張って隠しましょう。『下唇』も自由変形で気持ち大きくしてから、ほんの少し上にずらしました。
『上唇』と『上歯』の2つのレイヤーにレイヤーマスクを追加し、ぼけている部分や不要な部分を消去しました。更に違和感がある場合は、この後スタンプツールを使って馴染ませますが、今回は必要無さそうなのでこのまま完成とします。
完成です!
元々の雰囲気を崩さないように、歯ぐきを半分ほど隠しました。
これ以上隠すとなるともっと口を閉じるか歯を大きくするかの2択なので…かなり表情が変わってしまうかと思われます。このくらいが自然に修正できる限界ではないでしょうか。
Photo by Vladimir Pustovit