顔にかかった細かい髪の毛や、毛流れに沿っていないほつれ毛を修正して、お写真をワンランク綺麗にしてみましょう。
ちょっとメンドクサイ作業ですが、時間をかけた分だけ綺麗になりますよ〜。ではでは参りましょう。
今回のお写真
こちらのお写真を使用します。
頬や唇などにかかった細かい髪の毛と、毛流れに逆らってぐちゃぐちゃになっている細かい髪の毛。この2点を修正していきます。
レイヤーを複製する
今回のレタッチは「コピー」と「結合」を多用するので、失敗したときにすぐやり直しが出来るように保険をかけておきます。レイヤーを1枚複製しましょう。
とりあえず1番下のレイヤーは非表示にしておきます。
顔に被っている髪の毛を修正する
まずは、顔面にかかっている髪の毛を修正しましょう。修正用の新規レイヤーを作成します。わかりやすいようにレイヤー名を[修正]に変更しました。
頬など、大雑把に修正しても馴染み易いであろう部分に被っている髪の毛はスポット修正ブラシ([全レイヤーを対象]にチェック)で、生え際のギリギリや目に被っている髪の毛はスタンプツール([このレイヤー以下]を選択、不透明度30〜40%)で修正します。
遠くで見たときに不自然でなければOKなので、ちゃちゃっと終わらせちゃいましょう。修正が終わったら、修正レイヤーを1つ下のレイヤーと結合します。
毛流れや前髪の割れ目を修正する
お次は毛流れを修正します。前髪が割れておでこが見えているような部分も、同じ手順で修正することができますよ。
毛流れのキレイな部分をなげなわツールで囲み選択範囲を作成、command(ctrl)+Jで選択範囲から新規レイヤーを作成します。
毛流れを整えたい部分まで移動させ、ワープツールなどでおおよその流れを整えたらマスクで削って馴染ませます。馴染んだところでレイヤーを結合。後はこれをひたすら繰り返しましょう。ちょっと大変だけど、気合いで頑張るのぢゃ…。
明るくなりすぎ、暗くなりすぎの部分は後から焼きこみツールや覆い焼きツールを使用して整えてあげるとよいでしょう。
修正前と比べるとこんな感じ。どうでしょうか。いい感じに毛流れが整ったのではないでしょうか?
とりあえずこんなもんで完成です!
まとめ
髪の流れ1つでも、写真の見栄えは変わるもんです。細かくて面倒な作業ですが、時間のあるときは是非やってみていただければと思います。
Photo by Pieterjan Vandaele