合成レイヤーを使用して、タトゥーやフェイスペイントを楽しむチュートリアルです。
目次
使用する素材
こちらの綺麗なお姉さんに
こちらのハートのイラストと花のイラストを合成したいと思います。
無駄に頑張って描きましたので、よければお使いください…(笑)
合成に使用するイラストは、背景が透過しているものか白背景のものを使用します。背景に色がついているイラストはキレイに合成できませんので注意が必要です。
基本:腕に花のイラストを合成
手順1:イラストを配置し、乗算モードに
使用する画像を、それぞれPhotoshopで開きます。
花のイラストレイヤー(以降:花レイヤー)を、移動ツールで適当な位置に配置します。
花レイヤーのブレンドモードを[乗算]に変更します。
自動変形ツールで、大きさや角度を調整します。
手順2:腕からハミでたイラストをマスクで隠す
腕からはみ出てしまう部分をマスクで隠します。
一度花レイヤーを非表示にしてから、ペンツールで腕を囲み選択範囲を作成します。
選択範囲の境界は[3〜5px]でぼかします。
花のレイヤーを表示させ、レイヤーマスクを追加します。
手順3:ぼかしや彩度で微調整する
色が濃すぎたので、花レイヤーの不透明度を[85%]に下げました。
イラストがくっきりしすぎているので、フィルタ>ぼかし>ぼかし(ガウス)を[2.5px]で適用して馴染ませます。
完成です!
応用:顔にハートのイラストを合成
上記で紹介した手順に沿って進めていきます。
乗算で重ねたハートを自由変形で傾け、大きさを調整しました。
頬の丸みに沿うように、ワープツールで歪ませます。
イラスト全体が少し左上がりになりました。
髪の毛にはみ出てしまった部分をマスクで消します。
レイヤーマスクを作成し、黒のソフトメカニカルブラシで大雑把になぞります。不透明度を[85%]まで下げ、フィルタ>ぼかし>ぼかし(ガウス)を[1.5px]で適用しました。
彩度が高すぎたので、イメージ>色調補正>色相彩度で彩度を[-10]しました。
頬も完成しました!
完成形とちょっとしたコツ
全体の色味を調整して完成です。
コツというほどではないかもしれませんが…(笑)
腕や頬などのカーブが強い部分や、凹凸が目立つ部分は馴染ませやすいです。
逆に平坦な部分は『貼りつけた感』が出てしまいやすいので、ちょっと難しいです。
おまけ
Tシャツの柄にしてみたり…。
アムネシア風にしてみたり…。
肌以外にも色々と楽しめます。
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