写真やイラストに走査線や汚れを追加して『精度の悪いカメラで撮った風』に仕上げるチュートリアルです。サクサクいけば、15分もかからないんじゃないかな?
ではでは参りましょう。
目次
今回使用する画像
こちらの900×600の画像を使用します。
今回は足成さんからお借りしました。
画像全体の色味を変更する(飛ばしてもOK)
レイヤー>新規調整レイヤー>グラデーションマップから、黒と緑[#edf1e6]のグラデーションを作成します。
※元々の画像の色味を変更したくない場合は、この工程を飛ばしてください
画像にノイズを加え、荒れを演出する
雲模様のレイヤーを作成する
新規レイヤーを作成し、レイヤー名を「ノイズ」に変更。
フィルタ>描画>雲模様1で雲模様を描きます。
気に入った雲模様になるまで繰り返しましょう。
雲模様レイヤーにノイズを追加する
次にフィルタ>ピクセレート>メゾティント[細かいドット]を適用。
ぼかし(ガウス)とアンシャープマスクで微調整をする
フィルタ>ぼかし>ぼかし(ガウス)を[1px]で適用。
その後、フィルタ>シャープ>アンシャープマスクを上記画像のように適用。
不透明度を下げる
不透明度を下げて調整しましょう。
なかなか雰囲気が出てきましたね!
走査線を作成する
パターンを作成する
新しく、縦横4pxのファイルを作成しましょう。
鉛筆ツールもしくはブラシツールを2pxに設定し、画像のように線を引きます。
編集>パターンを定義でパターンを作成しましょう。名前は「走査線」とかでOK。
塗りつぶしてみよう
ではでは元のデータに戻ります。
新規レイヤーを作成し(レイヤー名は「走査線」でOK)
塗りつぶしツール>パターンから、先程作った「走査線」パターンを選択。
ブレンドモードをソフトライトに変更
「走査線」レイヤーを塗りつぶします。
ブレンドモードを「ソフトライト」に変更し、不透明度を[50%]に変更します。
走査線に色をつける(飛ばしてもOK)
レイヤー>新規調整レイヤー>色相・彩度を選択。
「走査線」レイヤーにクリッピング(色相・彩度レイヤーを右クリック>クリッピングマスクを作成)し、色や彩度を調整します。
文字を入れる
文字を劣化させる
まず、文字ツールで、任意の文字を[色:#f2f2f2]の[14px]で入力します。
※文字のアンチエイリアスは「なし」に設定しておきます
※真っ白ではないグレーの文字を、気持ち小さめに入力するイメージです
※フォントを工夫することでグッと雰囲気が変わります(ファミコン風フォントなど)
入力が終わったら、文字レイヤーを選択し右クリック>テキストのラスタライズを行います。
ライタライズ済の文字のサイズを変更して、フチを荒らしましょう。
自由変形(Ctrl+T)でグインと大きくし、エンターを押して確定します。
センスのままに配置するのだ
文字の大きさを変えるなり、別の文字を同手順で入力するなりして、微調整を加えます。
完成です!
お好みで「レンズ補正フィルタ」を使用して、四隅を暗くしたら完成です!
画像の四隅を暗くする方法は下記に詳しく書いてあるので、よければ使ってみてくださいね。
→レンズ補正フィルタを使って画像の四隅を暗くする方法
元の画像の色味を活かしたパターンがこちら。
グラデーションマップレイヤーの不透明度を[50%]まで落としています。
ではでは、お疲れ様でした。
こちらのサイトを参考にさせていただきました
→Realistic Security Camera Effect in Photoshop(リンク切れ)