スキャンした画像から、線画を抽出する方法です。
正直なところ、毎回この手順を踏むのはちょっとめんどくさいので、アクション保存しておくと幸せになれると思います。
今更うちで取り上げるまでもない内容かもしれないのですが、個人的なメモ書きとして残しておこうかと思いまして…。ではでは参りましょう。
目次
手順1:グレスケor白黒モードでスキャンする
スキャンした直後の画像がこちら。
今回はグレースケールモードでスキャンしましたが、白黒モードでも構いません。
スキャナーが無いなら、スマホやデジカメで撮影してから持ってきても大丈夫。
手順2:カラーモードをRGBに変更する
まずはカラーモードを変更しましょう。
イメージ>モード>RGBカラーに変更します。
手順3:レベル補正をかけ、白と黒のメリハリをつける
イメージ>色調補正>レベル補正をかけます。
白い部分は真っ白に、線は濃くなるよう調整しましょう。
あまり白く飛ばし過ぎると、線がぶつ切りになったり痩せたりするので注意です。
手順4:キャンバス全体をコピーしておく
選択範囲>すべてを選択でキャンバス全体を選択。
次に編集>コピーでキャンバス全体をコピーします。
手順5:チャンネルパネルに新規チャンネルを作成する
チャンネルパネルを開き、右上の▼ボタンをクリックし、メニューを表示。
新規チャンネルを作成します。
手順6:新規チャンネルの設定を行う
チャンネル設定はこんな感じ。
[マスク範囲に色を付ける]にチェックを入れておきましょう。
チャンネル名はお好みでOKです。
手順7:新規チャンネルに先程コピーした画像をペースト
作成した新規チャンネルに画像をペーストします。
新規チャンネルを選択した状態で、編集>ペーストを選択しましょう。
手順8:「選択範囲の読み込み」で線画のみを選択する
ここからは少しだけややこしいので、あまり考えすぎずに参りましょう。
選択範囲>選択範囲を読み込むを選択。
手順9:選択範囲の読み込みの設定を行う
チャンネルは「先程作成した新規チャンネル」を選択。
[反転]と[新しい選択範囲]にチェックを入れておきます。
手順10:線画のみが選択されているかを確認する
線画のみが選択された状態になったかと思います。
正確には「白以外の部分が選択された状態」なので、手順3でのレベル補正が甘かった場合、ここでつまずきます。注意です。
手順11:線画用新規レイヤーを作成する
線画を抽出していきましょう。
レイヤータブを選択し、新規レイヤーを作成します。
レイヤー名は適当に「線画」とでもしておきましょうか。
手順12:選択範囲を塗りつぶして線を描画する
線画レイヤーを選択した状態で、編集>塗りつぶしもしくは塗りつぶしツール(G)で塗りつぶします。あまり薄すぎるものでなければ、何色でも問題ありません。
ほい完成!
完成!背景用レイヤーを作成し、諸々の確認と微調整
ちゃんと線画のみが抽出されたか、サクッと確認してみましょう。
線画レイヤーのすぐ下に、「背景色レイヤー」を1枚作成します。
上記の画像も、ちゃんと線画の下にピンク色が見えているので、きちんと線画が抽出されているようです。
もしも「抽出した線画が薄いな」と感じた場合は、線画レイヤーを何枚か複製して結合すれば、丁度いいくらいの濃さになりますよん。